事件

渕上惺愛(せいら)ちゃん車内置き去り「土曜日が要因か」大阪岸和田

12日午後5時25分ごろ、大阪府岸和田市の保育所の駐車場で渕上惺愛(ふちがみせいら)ちゃん(2)が車内でぐったりしているのを父親が見つけ通報しました。

ふちがみ惺愛ちゃんは意識不明の状態で病院に運ばれましたが、約1時間半後に死亡しました。

この記事では、事件の経緯や惺愛ちゃんが通っていた保育所などを調査し、なぜまたこの様な痛ましい事件が起こってしまったのか探っていきます。

ふちがみ惺愛ちゃん置き去り死亡事件の経緯

11月12日(土)
  • 午前8時頃
    父親は娘3人を車に乗せ自宅を出発
  • 長女(4)と三女(1)を市内の別の認定こども園に預ける
  • 次女の惺愛ちゃん(2)を後部座席3列目に乗せたまま自宅へ帰宅
  • 午前10時頃
    保育所は惺愛ちゃんが登園していないことに気づくも連絡を忘れる
  • 午後4時ころ
    次女の惺愛ちゃん(2)の死亡推定時刻
    司法解剖の結果判明
  • 午後5時すぎ
    次女の惺愛ちゃん(2)を保育所へ迎えに行く(惺愛ちゃんを乗せたまま)
    職員:「きょうは登園していない
  • 午後5時25分ごろ
    保育所の駐車場にて車内でぐったりしている惺愛ちゃんを発見し通報
    「車の中で子どもが意識と呼吸がない状態だ」
  • 午後6時ころ
    意識不明のまま搬送されるも死亡確認
    保育所に預けたと思い込んでいた

渕上せいらちゃんが通っていた「岸和田市立桜台保育所」

市立桜台保育所の駐車場で発見されたと報道されています。こちらの画像が惺愛ちゃんを車内で発見した保育所の駐車場です。

桜台保育所駐車場

桜台保育所道

桜台保育所道徒歩1分

駐車場から桜台保育所までは、およそ徒歩1分あります。歩いたかどうかも忘れてしまうものだろうか?と疑問も残ります。

桜台保育所

惺愛ちゃん保育所内容

岸和田市立桜台保育所は土曜日の預かり時間は8:30〜とありますが、開所時間は7時なのでしょうか?

もし連れて行くのも8時30分からとなると、普段とは保育園へ送る順番が逆になってしまった可能性もあるのではないでしょうか?

普段は惺愛ちゃんを先に届けて、長女と三女を次に届けるという順番だった場合、いつもと同じ感覚で長女と三女を届けたら終わりと勘違いしてしまうこともあり得ると思います。

普段は母親が3人を送っていると報道がありました。←追記

また、惺愛ちゃんが登園していないのに保育所から連絡があるべきでは?という声もありますが

「土曜日は全員が行くわけではないので連絡なしで休む子も多い。人手の足りない保育所にそこまで負担させるのは気の毒だ」という意見が多いようです。

しかし、バス内に取り残され死亡した事件も記憶に新しい今、連絡してくれる保育園の方が安心して預けられるという親御さんも少なくはありません。

追記|渕上惺愛ちゃん保育所「連絡したと思いこんでいた」

保育所では登園予定の園児がいない場合、親に連絡することになっていました。

惺愛ちゃんが登園していないことに気づくも、電話をしようとしたタイミングで他の園児や保護者の対応が入り連絡せずに「保護者に連絡をした」と思い込んでいたということです。

父親も「預けた」と思い込み、保育所も「連絡した」と思い込んだという、本来ならば防げたであろう事故でした。

渕上惺愛ちゃん死因は熱中症「4時間以上も40℃」

真夏と違って11月でも熱中症になるのでしょうか?

気象庁よると事件当日、現場に近い堺市の最高気温は23.5度でした。11時から16時まで20℃を超える暖かい日でした。

大阪12日気温

JAFの2007年4月の実験によると、外気温23℃で日の当たる駐車場に停めておいた場合、10時〜14時30分の間で車内温度が40℃以上でした。

車内に置いた缶入り炭酸飲料が破するほどとは衝撃です。

実験の外気温と事件日の外気温はほぼ同じですし、朝8時〜夕方5時の間ずっと車内に、ましてやチャイルドシートに固定されていたとなると、どれだけ苦しかったでしょう。

同じ様な事件が何度も起きているのに、なぜ防げないのでしょうか?

車内温度

(1)ダッシュボード付近 …… 70.8 ℃(時間:11時50分頃)
(2)車内温度(運転席の顔付近) …… 48.7℃(時間:14時10分頃)
(3)測定日の外気温 …… 23.3 ℃(時間:13時40分頃)
(4)フロントガラス付近 …… 57.7℃(時間:11時50分頃)

この日は最高気温が23℃と比較的過ごし易い1日でした。しかし、車内温度は50℃近くまで上昇し、車内に置いた一部の缶入り炭酸飲料が破裂しました。

このような状態の車内に子どもを放置するということは大変危険です。少しの時間でも「脱水症状や熱中症」を招くおそれがあるのです。

引用元:JAF

追記|渕上せいらちゃん近隣住民「犬は異変に気付いていた」

事件当日、渕上家の前を犬の散歩で通った近隣住民がこのように答えています。

「あそこの家は、共働きで平日の昼間は誰も家にいないんです。それなのに散歩に出かけた10時ごろ家の前を通ったらウチの犬がずっと吠えていてね、このあたりは新しい家だらけだから交流もないし留守も多い。少しでも車を覗いてあげたらよかった、本当に後悔しています」(近隣住民)
引用元:集英社オンライン

近所の方が、犬の異変に気付いて少しでも覗いてくれたなら。

保育所の先生が、せいらちゃんが登園していないことに気付いた時にすぐに電話してくれたなら。

気になった時にすぐ行動に移すことで助かる生命がありました。本当に悔やまれます。

渕上惺愛ちゃん置き去り原因「赤ちゃん忘れ症候群か」

アメリカでは、車内の熱中症で年間約37人の子供が死亡しており、その半数以上の原因が「保護者によるうっかり忘れ」

ストレス、いつも通りのルーチンを変更、突然の出来事などがあるとするべき行動を忘れてしまうことがあるという脳の誤作動を「赤ちゃん忘れ症候群」と呼ぶそう。

子供が泣いたりすれば気づいたのかもしれませんが、ぐっすり眠っていたなら気付けません。

いつもは朝送り届けるのは母親とか、長女と三女を届けるのが父親の担当だったとか、いつもと届ける順番が逆だったとか、そういった些細な要因で起こったのかもしれません。

保育所に連れて行くのを「忘れていることを忘れている」状態で、お迎えに行ってしまうというのも恐ろしいものです。

アメリカで心理学や脳科学からこの問題に取り組んでいるデビット・ダイアモンド博士は、これを「赤ちゃん忘れ症候群(forgotten baby syndrome)」と呼んでいます。

人間は、行動の順番を事前に考えています。たとえば、家を出て、買い物をし、保育園によって、それから職場へ行く、というものです。ところが、ストレスが高かったり、いつも通りのルーチンが変更されたり、突然の出来事があると、途中でするべき行動をすっかり忘れてしまうことがあります。

CNNは、この問題に関するデビット・ダイアモンド博士の研究を紹介しています(高温車内死:親はどうして車内の子供を忘れることができるのか)。

この記事によれば、職場に行くといった「習慣的な記憶」は強いのですが、車に乗るときに「今日はこれから職場に行く前に保育園へ行くのだ」と考える将来に関する「展望的な記憶」が負けてしまうとも考えられています。

多くのことをしようとしている「記憶マルチタスクモード」にあるときに、脳が誤動作を起こすわけです。通勤途中で手紙を投函するのを忘れたり、帰りに牛乳を買ってくるのを忘れたり、買い物に行っていろいろ買ったのに一番大切なものを買い忘れるようなケースです。

引用元:yahooニュース

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